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2019年7月22日
【英保守党党首選出、FANG銘柄と日電産の決算、日米貿易協議実務者協議】(7月22日配信)

メルマガ 2019年7月22日(月)

 

おはようございます。

 

【英保守党党首選出、FANG銘柄と日電産の決算、日米貿易協議実務者協議】

 

 

【19日の海外市場】  

 

大幅利下げ観測が後退し米長期金利が上昇、株価は小幅に反落

 

  • 19日の米金融市場は、米国の大幅利下げ観測が後退し長期金利は上昇(債券価格は下落)、NY株式市場の主要3指数は小幅に反落しました。米長期金利は2.05%と前日2.02%から上昇、為替市場は1ドル=107.70円台のドル高・円安で引けました。
  • NYダウ平均は前日比68ドル安の27,154ドルと反落しました。朝方はボーイングなど好材料が出た銘柄を中心に買いが先行、ダウ平均の上げ幅は一時100ドルを超える場面がありました。午後に入り米報道などをきっかけに米FRBによる大幅利下げ観測が後退すると、株式は売りが優勢になりました。
  • 米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が19日、「FRB高官らは7月会合で0.25%の利下げを示唆した」と報じました。ボストン連銀のローゼングレン総裁は19日の米CNBCのインタビューで、米景気の力強さを指摘したうえで「多くの行動を取る必要はない」と述べ、早期利下げに否定的な姿勢を示しました。予防的な利下げは資産バブルにつながるリスクがあるとの見解も示しました。前日まで市場では0.50%の利下げ予想が広がっていただけに、メディアの報道をきっかけに長期金利が上昇し株式市場は売りが優勢になりました。
  • ボーイングは航空会社への補償などで49億ドルの費用が発生する見通しだと18日に発表。損失の規模がある程度明らかになり、悪材料の出尽くしと評価されまた。1銘柄でダウを約110ドル押し上げました。
  • S&P500種指数は前日比18ポイント(0.62%)下落しました。米金利上昇を受け配当利回りが高い銘柄が多い不動産、公益事業、コミュニケーションが下落しました。半面、原油価格の上昇を受けエネルギーが最大の値上がりとなり資本財・サービスや素材が買われました。
  • ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は反落し、前日比60ポイント(0.74%)安の8,146で終えました。アップルやアルファベット、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムといった大型IT関連が下落しました。動画配信のネットフリックスも前日の大幅下落に続き約3%下落しました。投資家の不安心理を示す米VIX指数は14.45と前日の13.53から上昇しました。

 

 

米国金融市場の主な指標

 

金利・為替

  1. 米10年国債利回り:2.05%(前日2.02%)
  2. ドル円相場:1ドル=107.70-107.80円(前日107.25-107.35円)

 

株式相場

  1. ニューヨークダウ30種平均:27,154.20ドル(前日比-68.77ドル)
  2. ダウの主な上昇寄与:ボーイング、キャタピラー、ユナイテッド・テクノロジーズなど
  3. ダウの主な下落寄与:ユナイテッドヘルス・グループ、アメリカン・エキスプレス、アップルなど
  4.  S&P500種株価指数:2,976.61ポイント(前日比-18.50ポイント)
  5. S&P業種別上昇セクター:エネルギー、資本財・サービス、素材
  6. S&P業種別下落セクター:不動産、公益事業、コミュニケーションなど
  7. ナスダック総合株価指数:8,146.49ポイント(前日比-60.75ポイント)
  8. フィラデルフィア半導体指数(SOX指数):1,523.91ポイント(前日1,526.97ポイント)
  9. 米VIX指数(恐怖指数):14.45(前日13.53)

 

商品

  1. ニューヨークWTI原油先物1バレル=55.63ドル(前日比+0.33ドル)
  2. ニューヨーク金先物1オンス=1,426.7ドル(前日比-1.4ドル)

 

 

マーケットが注目したと思われる主な材料

 

  • 7月の米ミシガン大消費者信頼感指数は98.4と前月の98.2から改善した。市場予想はやや下回ったものの、過去10年余りの高水準近くにとどまった。現況指数は111.1(予想:112.0)。期待指数速報値は90.1(予想:89.8)。 1年先の期待インフレ率速報値は2.6%。 5年先の期待インフレ率速報値は2.6%。

 

 

【今週のポイント】 (7月22日-7月26日)

 

英保守党党首選出、FANG銘柄と日電産の決算、日米貿易協議実務者協議

 

  • 今週の東京株式市場は英保守党新党首選出を受けた為替市場の反応、日米企業決算、日米貿易交渉の実務者協議などが注目材料です。仮に決算発表や為替相場の円高への動きで日経平均株価が下落したとしても、FRBの金融緩和期待や日銀のETF買い入れがサポートになると期待されます。
  • なお、21日の参議院選では与党が波乱なく改選議席の過半数を上回りました。株式・外国為替市場の関心は米景気の持続性や利下げ幅、米中貿易摩擦の先行きに移ると考えられます。

 

 

【注目材料】

 

  1. 英保守党「党首選」新党首(次期首相)発表ならびに就任の発言を受けた為替市場の反応
  2. 米企業決算、特にフェイスブック、アルファベット、アマゾン・ドット・コムのFANG銘柄とキャタピラー、スリーエムといった中国の売上が大きい銘柄、世界的半導体メーカーインテルの決算を受けた株価の反応
  3. 国内企業決算、特に信越化、日電産といった国際的な競争力をもつ銘柄とアドバンテスト、東京エレク、日立ハイテク、日東電といった半導体製造装置と電子部品の決算を受けた株価の反応
  4. 日米貿易交渉の実務者協議(24日~)をうけた為替市場の反応
  5. IMF世界経済見通し(前回の発表から修正されているか)

 

  • 日経平均(19日の引け値21,466円)の価格ポイントは以下の通りです。

 

 

【下値のポイント】

21,300円前後(日足転換線、日足基準線、週足基準線、日足先行スパン、26週移動平均線)

21,100円前後(週足転換線)

【上値のポイント】

21,556円(200日移動平均線)

21,700円前後(週足先行スパン、7月12日高値)

21,800円前後(7月2日高値)

 

  • NYダウ平均(19日の引け値27,154ドル)の価格ポイントは以下の通りです。

 

【下値のポイント】

27,000ドル前後(日足の転換線27,032ドル)

26,700ドル~26,800ドル(25日移動平均線、日足基準線)

26,300ドル前後(13週移動平均線、75日移動平均線)

【上値のポイント】

27,398ドル(7月16日の高値)

 

 

今週の重要イベント

(7月22日-7月26日)

 

22日(月)

  • シカゴ連銀活動指数
  • 【メキシコ移民対策】「中間評価」
  • 中国・上海証取開設中国版ナスダック「科創板」取引開始
  • 主な決算発表(海外):ハリバートン

 

23日(火)

  • 米5月FHFA住宅価格指数
  • 米6月中古住宅販売件数
  • IMF世界経済見通し(改定版)公表
  • 英保守党「党首選」新党首(次期首相)発表
  • 主な決算発表: ビザ、コカ・コーラ、ロッキード・マーチン、ユナイテッド・テクノロジーズ、テキサス・インスツルメンツ
  • 主な決算発表(国内):東製鉄、KOA

 

24日(水)

  • 米7月製造業PMI(速報値)
  • 米6月新築住宅販売件数
  • 【日米貿易】実務者協議(~26日、ワシントン、見込み)
  • 英保守党新党首、新首相に就任見通し
  • 主な決算発表:フェイスブック、キャタピラー、ボーイング、ザイリンクス、テスラ
  • 主な決算発表(国内):信越化、日電産、アドバンテスト、キヤノン、日立ハイテク

 

25日(木)

  • 米新規失業保険申請件数(7/19)
  • 6月卸売在庫(速報値)
  • 6月耐久財受注(速報値)
  • 【米債務上限】引き上げ法案議会提出(目標)期限→ペロシ下院議長設定
  • 英議会〈夏季〉休会(~9/2)
  • ECB理事会
  • 主な決算発表:インテル、アルファベット、アマゾン・ドット・コム、スリーエム
  • 主な決算発表(国内):日立建、ディスコ、富士通、オムロン、中外薬、小糸製

 

26日(金)

  • 米4-6月期実質GDP(速報値)
  • 主な決算発表:ツイッター、マクドナルド
  • 主な決算発表(国内):日立金、アマノ、東京エレク、NTTドコモ、キーエンス、日東電

 

(注)太字は注目されるイベント

(予定であり変更の可能性があります)

 

 

東京株式市場

  • 日経平均株価:21,466.99円(前日比+420.75円)
  • TOPIX:1,563.96ポイント(前日比+29.69ポイント)

 

データを参照したサイト(ダウ30種銘柄の上昇・下落寄与度はこちら↓)

https://nikkei225jp.com/nasdaq/

 

 

(お願い)

海外市場のデータは取得時のものであり、速報値の可能性があります。

閲覧・購読者自身でご確認いただきますようお願いします。

 

以上

 

 

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