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2019年4月1日
【上値が重い日経平均vs下値の堅さが意識されるNYダウ】(4月1日配信)

おはようございます。

 

【上値が重い日経平均vs下値の堅さが意識されるNYダウ】

 

 

【3月29日の海外市場】  

 

29日の米国株はそろって続伸、中国関連やハイテク株がけん引

 

  • 29日の米金融市場は、長期金利はやや上昇しNY株式市場の主要3指数はそろって続伸しました。米中通商交渉の進展期待が投資家心理を改善させました。上海総合指数が前日比3.2%高となったことや、英国やドイツ、フランスの株価指数が同0.6~1%の上昇となったことも追い風となりました。
  • NYダウは前日比211ドル(0.8%)高の25,928ドルと続伸しました。S&P500種は同0.67%高で引けました。ムニューシン米財務長官は29日、「米通商代表部(USTR)と私は北京での貿易交渉を建設的に終えた」とツイッターに投稿、来週ワシントンで継続する協議にも楽観的な見方を示しました。米中が合意に向けて前進しているとの期待が強まり、キャタピラーや航空機のボーイング、化学のダウ・デュポンなど中国関連銘柄が上げました。インテル、シスコシステムズ、マイクロソフト、アップルなどの主力ハイテク株も総じて上昇しました。
  • 米長期金利は2.40%と前日の2.39%からやや上昇(債券価格は下落)しました。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が「FRBは0.50%の利下げをするべき」と発言しましたが、長期金利は低下せずむしろ若干上昇し、株式市場が買われました。低金利の長期化見通しを株式市場は「景気懸念」ではなく「株式市場の買い材料」とプラスに捉えたことがこれまでとは異なる反応です。ドル円相場は110.81円と前日の110.64円からドル高・円安で推移しました。
  • アルファベットやフェイスブック、アマゾン・ドット・コムなど大型IT関連が上昇しました。ナスダック総合は前日比60ポイント(0.78%)高の7,729で引けました。マイクロン・テクノロジーとウエスタンデジタルが同5%高となるなど、半導体関連株の上げが目立ちました。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は同1.58%高で引けました。投資家の不安心理を示す米VIX指数は13.71と前日の14.43から低下しました。29日にナスダックに上場した配車サービス大手のリフトは78.29ドルで初日の取引を終えました。公開価格(72ドル)を8.7%上回りました。
  • 国際商品市場ではWTI原油先物は0.84ドル高の1バレル=60.14ドルで引けました。一時60.73ドルと昨年11月以来の水準に買われました。石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米国の石油掘削装置リグの稼働数が6ヵ月ぶりに減少したことが買い材料となりました。

 

 

【今週のポイント】 

 

上値が重い日経平均vs下値の堅さが意識されるNYダウ

 

  • 先週の日経平均は、週初に急落した後はアップダウンを繰り返す不安定な展開でした。前週末22日にドイツの製造業PMIが大きく悪化、米国のPMIも市場予想を下回り、週明け25日の日経平均は前週末比650円安と急落しました。その後は配当権利付き最終集売買日に伴う配当取りと配当の再投資買いの思惑から買いが入り急反発。日銀も27、28日と連日インデックス型ETFを買い入れたことで徐々に安定に向かいました。しかし、NYダウが先週1週間を通じての回復で3月22日の下落(前日比460ドル安)をほぼ取り戻したことに比べると東京市場の戻りの鈍さが意識されます。
  • 今週の日経平均は、新年度入りで需給関係は改善すると期待されます。ただ、マーケットは内外の景気減速をテーマとしており、経済指標に敏感に反応しそうです。米国では2月小売売上高、3月ISM製造業・非製造業景況指数など重要指標が控えるほか、週末の3月の米雇用統計における平均時給が注目されます。
  • 市場予想は、2月の米小売売上高は前月比0.3%増(前回0.2%増)、米ISM製造業景況指数が54.5(前回54.2)、同非製造業景況指数は58(前回59.7)が予想されています。非農業部門雇用者数は前月比17.8万人増と、予想外に増加幅が鈍化した前月(同2.0万人増)から大きく回復、平均時給は前年同月比3.4%増を見込んでいます。
  • 国内では1日に日銀短観3月調査が注目されます。大企業製造業の業況判断指数(DI)は前回の19→13と2年ぶりの水準に低下する見通しです。大企業非製造業のDIも前回24→22と小幅な悪化が予想されています。景況感の悪化は織り込み済みですが、悪化の程度が注目されます。また、新年度(2019年度)の企業収益計画が発表されるため、4月後半から始まる3月期企業決算のアウトラインが読めると思われます。
  • また1日の午前11時半頃に政府から新元号が発表されます。4月27日(土)から5月6日(月)の10連休に向けて、祝賀ムードが広がる見通しです。観光・小売業界では個人消費拡大を軸にした経済波及効果を期待する声が多いようです。
  • 日経平均(29日引け値21,205円)は、25日移動平均線(21,425円、29日時点、以下同)が下向きに転じたことから上値の重さが意識されます。早くこのラインを上抜く必要があります。テクニカル的な価格のポイントは以下の通りです。上値のポイントは21,312円(一目均衡表転換線)、21,385円(基準線)、21,425円(25日線)、などです。一方、下値は20,978円(75日線)、20,934円~20,823円(先行スパン1~2)、20,901円(13週線)などがサポートポイントとなります。
  • 上値の重そうな日経平均に対して、NYダウ(25,928ドル、29日時点、以下同)は上値の節目を超えつつあり、下値にサポートされるチャートパターンになっています。NYダウは29日には25日移動平均線(25,769ドル)を回復し、転換線(25,740ドル)、基準線(25,724ドル)が下値を支える形となります。3月の2回にわたる下落でも200日移動平均線(25,190ドル)を割り込まなかったことと、分厚い先行スパン1,2が24,000ドル~25,600ドルのゾーンにあり、下値の堅さを意識させます。上値のポイントは26,109ドル(3月19日高値)を上抜けられるかがポイントです。

 

 

今週の重要イベント

(4月1日-4月5日)

 

1日 (月)

・米2月の小売売上高

・米3月のISM製造業景況指数

・米USTR「外国貿易障壁報告書」公表期限(31日)

・中国「増値税率」引き下げ

・3月のユーロ圏CPI

・3月の日銀短観

・日本の新元号発表

・ダウ・デュポン会社3分割(第一段)、素材化学部門「ダウ」誕生

・世界最大級産業見本市「ハノーバーメッセ」(~5日、ドイツ)

・国際LNG会議「LNG2019」(~5日、上海)

 

2日(火)

・米2月耐久財受注(速報値)

・米2月自動車販売

・オーストラリア「予算案」発表

・オーストラリア中銀政策金利発表

・3月短観「企業の物価見通し」(日銀)

 

3日(水)

・米3月のISM非製造業景況指数

・IMF世界経済見通し(分析編)公表

・米中閣僚級貿易協議再開(ワシントン)

 

4日(木)

・国際金融安定性報告書(GFSR)一部公表

・ECB理事会議事録(3月7日分)

・中国ファーウェイ、NY地裁裁判〈対イラン制裁違反等〉期日

・不二越決算

 

5日(金)

・米3月雇用統計

・米FRB米銀年次ストレステスト→資本計画等提出期限

・ユーロ圏財務会合(~6日)

・日本の家計調査

・G7外相会議(~6日、仏・ディナール)

・韓国サムスン電子Q1業績ガイダンス

 

6日(土)

 

7日(日)

・中国外貨準備高

・日本の統一地方選挙

 

(注)太字は注目されるイベント

(予定であり変更の可能性があります)

 

3月29日(金)

米国金融市場の主な指標

 

  • 米10年国債利回り:2.40%(前日2.39%)
  • ドル円相場:1ドル=110.81-110.82円(前日110.64-110.65円)
  • ニューヨークダウ30種平均:25,928.68ドル(前日比+211.22ドル)
  • ナスダック総合株価指数:7,729.32ポイント(前日比+60.1ポイント)
  • S&P500種株価指数:2,834.4ポイント(前日比+18.9ポイント)
  • フィラデルフィア半導体指数(SOX指数):1,395.51ポイント(前日1,373.80ポイント)
  • 米VIX指数(恐怖指数):13.71(前日14.43)
  • ニューヨークWTI原油先物1バレル=60.14ドル(前日比+0.84ドル)
  • ニューヨーク金先物1トロイオンス=1,298.5ドル(前日比+3.2ドル)

 

 

東京株式市場

 

  • 日経平均株価:21,205.81円(前日比+172.05円)
  • TOPIX:ポイント1,591.64(前日比+8.79ポイント)

 

データを参照したサイト(ダウ30種銘柄の上昇・下落寄与度はこちら↓)

https://nikkei225jp.com/nasdaq/

 

 

(お願い)

海外市場のデータは取得時のものであり、速報値の可能性があります。

閲覧・購読者自身でご確認いただきますようお願いします。

 

 

以上

 

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