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2018年9月26日
【米FOMCを控え様子見ムード】(9月26日配信)

マーケットコメント

2018年9月26日 【米FOMCを控え様子見ムード】

 

9月25日のニューヨーク金融市場のポイント

  • ニューヨーク市場の主要3指数はまちまちの動き
  • トランプ米大統領の発言などを受け、通商交渉に対する米国の強硬姿勢が改めて示されたほか、米FOMCを控え利益確定売りが優勢
  • アマゾン・ドット・コム、アップル、アルファベットなど大型ITが買われナスダックは上昇

 

米長期金利

  • 10年国債利回り3.09%(前日3.09%)、前日比ほぼ変わらず

 

為替相場

  • ドル/円相場1ドル=112.97円(前日112.80)とややドル高・円安

 

米主要株価指数

  • ニューヨークダウ30種平均26,492ドル(前日比‐69ドル)
  • S&P500種株価指数2,915ポイント(前日比‐3)
  • ナスダック総合8,007ポイント(前日比+14)
  • ラデルフィア半導体指数(SOX指数)1,364ポイント(前日1,388ポイント)
  • 米VIX指数(恐怖指数) 12.42(前日12.2)

 

S&P500種株価指数の主な上昇・下落業種

  • 上昇:一般消費財、エネルギー、電気通信サービスなど
  • 下落:公益、生活必需品、素材など

 

ニューヨークダウ30種平均への主な上昇寄与度・下落寄与度銘柄(ダウ平均変動幅への影響)

上昇寄与:マクドナルド、アップル、シェブロンなど

下落寄与:ユナイテッドヘルス・グループ、スリーエム、ジョンソンエンドジョンソンなど

 

データを参照したサイト

https://nikkei225jp.com/nasdaq/

 

9月25日の金融市場に影響したと思われる材料

  • 9月の米消費者信頼感指数は138.4と前月の改定値134.7から3.7ポイント改善、低下すると予想していた市場予想(132)から一転して上昇。ITバブル期の2000年9月以来、18年ぶり高水準を記録→米中貿易戦争が激化しても米経済が堅調に推移していることが確認された。米利上げを後押しする材料
  • トランプ米大統領が国連総会の一般討論会で演説、「貿易不均衡は容認できない」と通商政策に対する強調姿勢を改めて示す→米好景気、米株高を背景に米中間選挙まで強気姿勢を崩さない方針か
  • フランスが19年度予算案公表。住民税や法人税など計約248億ユーロ(約3.3兆円)に上る大型減税で経済成長率を促しつつ、公務員数削減など財政規律にも目配せする内容→減税策が実現すれば金融政策との両輪となるほか、緊縮財政に批判を強めるイタリア政権への配慮もみえる
  •  

当面の東京株式市場のポイント

  • 第2回日米貿易協議(FFR)の行方。米国は自動車関税をちらつかせ、日米FTAの締結を迫る公算がある。この中で、円安へのけん制発言や自動車の輸出総量規制、農産物の市場開放が論点、結論は出ず継続協議になるとみられるが、株価水準が高いだけに警戒材料
  • トランプ米大統領が議長となる国連安保理ハイレベル協議が26日開催予定、イラン問題が取り上げられる見通しで、米・イランの緊張問題に発展しないかどうか注目
  • 26日は3月期決算企業の配当落ち日。日経平均への影響は155円程度とみられる。配当落ち日に日経平均がプラスになれば先高期待が高まる材料に

 


25日の東京株式市場の主要株価指数

  • 日経平均株価23,940円(前日比+70円)
  • TOPIX1,822ポイント(前日比+18)

25日相場のポイント

  • 日経平均は7日続伸し1月24日以来約8カ月ぶりの高値水準、TOPIXは5月高値1819ポイントを上回ってきた
  • 前週末の米国市場でニューヨークダウが2日連続で過去最高値を更新したことや、一時1ドル=113円までの円安の流れを受けて買いが優勢だった
  • 3月期決算企業の権利付き最終売買日にあたり、中間配当取り狙いの買いも入った
  • ソニーが3%を超える大幅高で東京エレク、信越化など半導体関連も上昇した。資生堂や花王などインバウンド関連も高い
  • 半面、ファーストリテイとソフトバンクGで日経平均を約66円引き下げた
  • 上昇率ではTOPIXが1%を超え(日経平均は+0.29%)、全体底上げ型の相場上昇、NT倍率は13.14倍へ低下

 

主要な市場内指標

  • NT倍率(日経平均÷TOPIX)13.14倍(前日13.23倍)
  • 東証1部売買代金3兆3,881億円と引き続き高水準
  • 東証1部年初来高値銘柄数/安値銘柄数132/0。高値100超は中期的に先高感を示唆
  • 東証1部値上がり銘柄数/値下がり銘柄数1,777/291
  • 東証1部騰落レシオ129.58(前日126.97)、短期的に市場の過熱感を示唆している

 

  • TOPIX33業種

上昇上位:金属製品、化学、空運など30

下落上位:石油石炭、海運、機械の3

  • 日経平均寄与度(日経平均の変動幅に影響した値幅)

上昇寄与度: 東エレク+14円、エーザイ+13円、資生堂+12円

下落寄与度:ファーストリテイ-52円、ソフトバンクG-13円、TDK-9円

 

日の国際商品市況

  • ニューヨークWTI原油先物

1バレル=72.28ドル(前日比+0.2ドル)

需給ひっ迫観測が強く続伸、一時72.78ドルまで上昇

  • ニューヨーク金先物

1トロイオンス=1,205ドル(前日比+0.7ドル)

 

(お願い)

海外市場のデータは取得時のものであり、速報値の可能性があります。

閲覧・購読者自身でご確認いただきますようお願いします。

 

以上

 

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