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2018年9月25日
【今週は原油価格と米FOMCが相場かく乱要因に】(9月25日配信)

マーケットコメント

 

2018年9月25日 【今週は原油価格と米FOMCが相場かく乱要因に】

 

9月24日のニューヨーク金融市場のポイント

  • 米株式市場でニューヨークダウは5日ぶりに反落、S&P500種は小幅続落、ナスダック総合は反発
  • 24日の米国と中国による双方の追加関税発動後、中国政府高官が米国との貿易交渉をいったん取りやめたと報じられ、双方の歩み寄りが難しいとの見方が市場心理を冷やした
  • 原油先物価格の大幅高で石油などエネルギー株の買い材料となったが、原油高は米経済の逆風になるとして相場全体の重荷となったとの指摘があった

 

米長期金利

  • 10年国債利回り3.09%(前日3.06%)と上昇(価格は下落)。欧州の金利上昇と原油高が影響

 

為替相場

  • ドル/円相場1ドル=112.75~85円(前日112.54~55円)と円安が進行。ユーロに対して円が売られ対ドルでも円売りが優勢

 

米主要株価指数

  • ニューヨークダウ30種平均26,562ドル(前日比‐181ドル)
  • S&P500種株価指数2,919ポイント(前日比‐10)
  • ナスダック総合7,993ポイント(前日比+6)
  • 米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)1,388ポイント(前日1,383ポイント)
  • 米VIX指数(恐怖指数)12.20(前日11.68)

 

S&P500種株価指数の主な上昇・下落業種

  • 上昇:エネルギー、情報技術、電気通信など
  • 下落:不動産、生活必需品、素材など

 

ニューヨークダウ30種平均への主な上昇寄与度・下落寄与度銘柄(ダウ平均変動幅への影響)

  • 上昇寄与:アップル、ウオルト・ディズニー、シェブロンなど
  • 下落寄与:ホームデポ、ボーイング、スリーエムなど

 

データを参照したサイト

米国市場

https://nikkei225jp.com/nasdaq/

 

9月24日の金融市場に影響したと思われる材料

  • OPECとロシアなど主要非加盟国は23日の会合で、原油の増産見送りを決定→原油価格の上昇・インフレ後押しの連想から米金利上昇・米株価下落要因にもなりうる
  • 中国、米大使を呼び厳重抗議(22日)。米政府が20日、中国人民解放軍の兵器管理部門を追加制裁の対象にしたことを受けたもの→米中貿易戦争に続く両国の対立要因に
  • 米議会下院、予算法案を月内採決へ、政府機関の閉鎖を回避か→マーケットの安心材料
  • ECBのドラギ総裁は24日の欧州議会で証言、「ユーロ圏の価格上昇圧力は強まりつつある」と物価上昇に自信を示した→ユーロ圏の金利上昇(価格下落)圧力、ユーロ高材料
  • アルゼンチンの現地メディアの報道によると、IMFはアルゼンチンへの追加支援で大筋合意した模様→新興国懸念の悪材料が一つ後退

当面の東京株式市場のポイント

  • 今週は重要なマーケット材料が控えており投資家の様子見ムードが広がる可能性も
  • 米FOMCと日米閣僚級の通商協議がマーケットの注目材料。ただし日米通商交渉の最終決着は難しく市場の不透明要因として継続か
  • 米FOMCでの利上げを織り込みならば為替市場ではドル買いが進むとみられるが、実際に利上げ実施ならば材料出尽くしとなる可能性も
  • いよいよ年度中間期末の最終週。例年この週は国内機関投資家による中間配当の再投資等株式需給関係は改善するとの見方が多い
  • 21日までの株価上昇で日経平均の200日移動平均カイリ率がプラス6.4%と拡大し、投資家の心理は一段と改善
  • しかし、東証1部の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数のバランスを示す騰落レシオ(25日移動平均値)は127%と過熱ゾーンといわれる120%を超えてきた。短期的には一旦、調整もありうる

 

21日の東京株式市場の主要株価指数

  • 日経平均株価23,869円(前日比+195円)
  • TOPIX1,804ポイント(前日比+16)

 

21日の株式相場のポイント

  • 前日のニューヨークダウの大幅続伸を受け、日経平均は大幅に6日続伸
  • 寄り後は最近の急ピッチな上昇に対して警戒感もあり上値追いには慎重だったが、後場に1ドル=112円台に円安が進行すると日経平均は上げ幅を拡大、24,000円の大台に迫った
  • 中国で消費刺激策が発表され上海総合が上昇したことも追い風
  • 取引間際にインデックス売買が膨らみ東証1部売買代金は3兆9,000億円台と4兆円に迫った

 

主要な市場内指標

  • NT倍率(日経平均÷TOPIX)13.23倍(前日13.24倍)
  • 売買代金3兆9,626億円
  • 値上がり銘柄数/値下がり銘柄数 1,591/456
  • 年初来高値銘柄数/年初来安値銘柄数 101/3
  • TOPIX33業種

上昇上位:石油・石炭、海運、保険など30

下落上位:その他製品、金属製品、医薬品の3

  • 日経平均寄与度(日経平均の変動幅に影響した値幅)

上昇寄与度: 京セラ+19円、ソフトバンクG+18円、KDDI+18円

下落寄与度:エーザイ-12円、花王-12円、アステラス薬-9円

 

24日の国際商品相場

ニューヨーク原油先物1バレル=72.08ドル(前日比+1.30ドル)、一時72.74ドルと約2カ月ぶり高値

本日のおまけ

  • OECD中間経済見通しの公表(2018年9月20日)

世界の投資家が注目するので要チェック。

世界経済の拡大はピークを迎えた可能性があるとしてリスクに警戒するよう警鐘をならしている。

www.oecd.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000373.html

 

海外市場のデータは取得時のものであり、速報値の可能性があります。

閲覧・購読者自身でご確認いただきますようお願いします。

 

以上

 

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